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2010年10月8日金曜日

日本の家づくりは、「和を以て尊しとなす。」

 私自身の家づくりのスタンスは、施主、業者、地域の人みんなが幸せになれる家づくりです。施主さんも、「俺は施主だ!」「私は、客だ!」という立場に立つのではなく、業者も、「お客様は神様です。」と言うのでもなく。それぞれが、それぞれの立場で努力することが大事です。

それが、最も象徴的に現れるのが地鎮祭です。地鎮祭では、施主さん、業者と、地域代表の神様が、一同に会します。

祭壇には海のモノ、山のモノ、御酒、御米をそろえ、地域の神様をお迎えします。神様をお迎えすると、御神酒の蓋を開けます。つまり、みんなで宴会を始めるのです。この形を、『神人共食』と言います。
「これから、この地域に家を建てて住みますので一つヨロシクお願いします」って感じです。

共に御酒を酌み交わして、仲良くなって、さあ始めましょう!って。すごく良いと思いませんか!?

しかし、残念ながら昨今の家づくりでは、施主と業者が対立することも間々あるようです。更には、施主と業者との対立を悪戯に煽る「コンサルタント」なんていう輩も増えている様です。

私たち日本人は、そもそも争いを好む民族ではありません。「和を以て尊しとなす。」これこそ、良い家づくりの真髄だと思います。


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