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2010年10月29日金曜日

日本人と筋交

昨日から受講していました耐震診断講習も無事終わりました。宿題は出ましたが(^^;)で、ちょっと興味深いお話を伺ったので披露しますね。少し専門的ですが。。。

3尺の片筋交の壁倍率についてですが、みなさんもご存じ(?)の通り、同筋交の壁倍率は、1.5倍ですね。しかし、良く考えてみると、少し変。片筋交ですから、圧縮側で働く場合と引っ張り側で働く場合とでは強度が違うはず。事実、圧縮側が2倍、引っ張り側が1倍です。

じゃ、なぜ1.5倍になったのでしょうか?これは、圧縮(2倍)と引っ張り(1倍)を足して2で割ったからです。。。

でも、全ての筋交が、同じ方向に向いてしまうような施工をすれば、この理屈はすぐに崩壊です。しかし、壁倍率が決まった当時「日本人には、そんなへその曲がったヤツはいない。」という信頼から、少々乱暴ですが、1.5倍という壁倍率が決まったのです。

なんだか、情緒的ですよね。って、伝わってます!?

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