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2011年7月31日日曜日

情報の価値

昨日、仕事で白河に行ってきました。アポイントの時間まで少し間があったので休憩かたがたセブンイレブンに寄りました。買い物を終えて車に戻ると、なにやら看板が目に入りました。ワイン屋さんのようです。白河市は人口65,000人弱の地方都市。そんなまちの更に裏路地でワイン屋なんて繁盛するのでしょうか?




ワインを買うだけであれば、ネットでもいいでしょうし、量販店でもいい。ましてこのお店には“特別な(ハウスワインのような)”ものがあるわけでもない。

このお店でワインを買うメリットは何なのでしょう?それはズバリ「情報」です。このお店のご主人(娘さんも)は、田崎慎也氏に師事してワインを学ばれたのだそうです。私がお伺いした際も、私の「サッパリとした白ワイン」という要望に対して、料理や、趣向を聞きワインを選んでくれました。更に、ぶどうの写真やフランスの地図を示しながら、そのワインの背景を丁寧に教えてくれたのです。

正直、ここまで期待していなかったので、満足度は大です。

私は、昨今の消費行動が、二極化しているのではと思っています。安かろう悪かろうの大量消費と、イイもの・確かなものを手にしたいという消費行為とに分かれるのでしょう。前者は、テレビなどのマスメディアからの情報で十分でしょうが、後者は専門的な情報を欲するでしょう。

この専門的な情報が価値を生む時代になったのだと思います。コンサルティングやアドバイスといった一昔前ではサービスだと考えられていた部分が付加価値になってきたのです。

そうなると、付加価値を生む情報の発信者の経歴や専門分野をいかにユーザーに伝えるかが重要になるでしょうし、受手も、その人が本物かどうかを見極める目が必要になってきます。

などと、小難しいことを考えてしまいましたが、2009年のシャブリをいつ飲もうかと楽しみにしている今日このごろです。


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