2014年8月16日土曜日

堀越二郎と零戦

お盆中ですが、鋭意営業中です(´-ω-`)例年、お盆は暇です。ので、日々Amazonの誘惑に負けて“積ん読”状態だった本をヤッツケております。



昨日、堀越二郎著「零戦~その誕生と栄光の記録~」をやっと読みました。昨年の「風立ちぬ」の公開に刺激されて買ったのですが、1年間そのまま。。wしかし、真実は小説より奇なりとはいったもので多くの示唆に富み、「設計とは、デザインとはカクあるべし!!」みたいな何か確固としたものを教わった気がします。

零戦は、言うまでもなく先の大戦を通して最強の戦闘機であった。著者の贔屓目を差し引いてもその地位は揺るぎない。

零戦の試作機、十二試艦戦の計画説明書の冒頭に「戦闘機は、勝負する飛行機であり、性能記録をつくる飛行機ではない。」と著者は記したのだとか。一方、零戦の前身機である96艦戦をして「最大の不満は全体の形であった」と言う。勝負する戦闘機を標榜しつつも、“美しいものを作りたい!”と言う欲求は素直に表現している。

「用の美」というのは洋の東西を問わず美の本質だといえる。建築家F・L・ライト然り、民芸の父柳宗悦然り。無用の装飾や実用性を犠牲にしたデザインなど取るに足らないのだ。

シビアに求められる様々な要素を十分にクリアし、尚且つ美しものを生み出すということは、既成概念に囚われていたのでは出来ない。「設計のしきたりや規格を神格化して鵜呑みにするようなことは止めてその根拠を考え新しい光をあてたらどうか」と著者も考えたようだ。そして「戦果を得るには時代に即応するのではなく時代より先に知識を磨くこと、知識に裏付けられた勇気が必要である」と。

どんな仕事でもそうだと思いますが、勉強と思考の連続が“戦果”を得る唯一の道なんでしょうね。それと、実施は人より早くなければならないとも。

上野の国立科学博物館に零戦の実機が展示されているそうなので近々行ってみたいと思います。



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