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2014年2月9日日曜日

思いが繋がる“尺柱”

昨日は、記録的な大雪でしたね。そんな中、須賀川市の現場へ伺って参りました。施主様は、その家の4代目。お父様が40年前に建てられた家を建て替えての2世帯新築です。

玄関からリビングダイニングへと入ると、まず目に飛び込んでくるのが太いケヤキの柱。いずれ劣らぬ“尺もの”の柱(一辺が約30cmの柱)。普段ではまずお目にかかれない銘木です。このケヤキは、イグネ(自家用の防風林)に用いられていたものを10年ほど前に、施主様のお父様が伐って寝かせておいたもの。ケヤキは堅木なので、中途半端な乾燥では反ったり曲がったりと手に負えません。長い年月をかけてゆっくりと乾燥させないといけないのです。

さらに、このケヤキはおそらくこの土地を開墾した初代が植えたもの。つまり、代々百数十年の時を経て新しい家を支える大黒柱として活かされるのです。先祖とのご縁を繋げ、この後も住み継がれ語り継がれる柱。私にとってもドラマティックで感動的な出会いでした。




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